欲求不満「例えば、他の国だとどこだろうな」
後藤「ヌーディストビーチとかある欧州は高いところにありますね」
欲求不満「ほんまや、ヌーディストビーチ。行ったんですけど面白かったですよ。面白い、もう全員裸」
後藤「全員裸?」
欲求不満「ほんまに全員裸だった。スペインいって、バルセロナの海岸線を歩いてたんですけど、町から遠ざかれば遠ざかるほど、だんだんヌードの割合が増えていって最終的に全員ヌードって感じになるんですけど」
後藤「そうなんだ」
欲求不満「おっぱい丸出しでギャーギャー騒いでるんですよ。それと同じくらいの割合でチンチンブラブラさせているおっさんたちもいるんで」
後藤「なるほどね」
欲求不満「それを見ていると、気分が中和されていって何も感じなくなるっていう。なんで俺服きてるんだろってなるんですよ。今考えればあの時脱いでればよかったなって思うんですよ」
後藤「あはは、確かにね」
欲求不満「そこでも思ったんですけど、エロをエロと認識しなくなったらエロじゃなくなるのかなって。最初見たときは「おっぱいだ!エロ」ってなるんですけど、だんだん見慣れてきたら「別におっぱいか、ふーん」ってなるんですよ」
後藤「なるほどね」
欲求不満「それも恥じらいとかチラッと見えてるとか」
後藤「あーチラリズム」
欲求不満「特にモデルさんとか、アイドルさんとるときとか恥じらいとかチラリズム意識されたりすると思うんですけどどうですか?」
後藤「めちゃめちゃ意識しますよ。やっぱりそこが大切なんで」
欲求不満「恥じらい大切ですよねやっぱり」
後藤「人は見えないところを想像でエロくするから」
欲求不満「確かに」
後藤「この前話していて、ライターさんと。面白いなって思ったのが、日本の青春ビジネスがすごいって話。日本ほど青春が共感できる、同じ青春を歩んでいる人たちがいないっていう。そこでキーワードとして出てくるのが見えない欲望、恥じらい、チラリズム、ちょっと見えるの期待するとかいうのはそこから生まれてるんだなって話をしました」
欲求不満「すげーおもろ」
後藤「確かになって思って」
欲求不満「青春ビジネスっていろんなものの総称ですよね」
後藤「アイドルも絶対青春ビジネスだし、ドラマもいっぱいあるし」
欲求不満「ラウンドワンとかも青春ビジネスですよね」
後藤「そうですね。思いっきり青春ビジネスですよね」
欲求不満「あとは、JKリフレとかも青春ビジネスなのかな」
後藤「そうですよね、JKに癒されたい、JKっぽいものに癒されたいですよね」
欲求不満「JKの価値が高いのは日本と韓国だけなんじゃないかな」
後藤「そうですよね、それがなぜかっていうと共感だからって話ですよね」
欲求不満「気持ち悪いなあ」
後藤「あはは、確かに気持ち悪いなって思うんですけどビジネスとしてはすごい当たるところだなと思います」
欲求不満「だからこそAKBとかどこにでもいる人ってのをコンセプトにしたから当たったんだろうなって」
後藤「多分そうですよ」
欲求不満「そんな青春っていいものだったんですかね」
後藤「どうだったんですか?その青春時代」
欲求不満「僕ね中学生まではなんとか生きてたんですけど高校が最低で。父親が病気で倒れちゃって家計が火の車になってバイトしなきゃいけなくなって、部活・勉強どころじゃなくて全部バイトしてたという」
後藤「大変ですね」
欲求不満「大変でした。だからなんもできてなかったですね」
後藤「あーいわゆる青春?」
欲求不満「いわゆる青春ができなかったし、多分自分が青春ってものが嫌いだなと思っていたんで、青春に関係するものは一切聞かずに、パンクロックとかメタルとかそういうのばっか聞いてたんですよ洋楽の」
後藤「へー」
欲求不満「で、反体制みたいなことを言いつつ、小林多喜二の「蟹工船」を片手に持って、小林よしのりの「戦争論」を左に持って日本万歳って言ってたんですよね」
後藤「どっちなんだよ笑」
欲求不満「アホでしょ?だから中立なれてたっていう。田舎だったから偏差値40なんかの学校でそんなこと言ってるやつなんて誰もいなくて」
後藤「確かにね、高校生で左か右かなんて話しないですよね」
欲求不満「よっぽど頭いい学校ならするかもしれないですけど、田舎なんで頭悪い奴の寄せ集めみたいな感じなんで、もうダメですよね。で、そこから受験勉強ひたすらして大学受かって地元でたってだけなんで、地元で青春した記憶ってなんもないんですよね」
後藤「そうなんですね」
欲求不満「だから、世の中の青春って言われている、例えばラウンドワンのCMとかポカリスウェットのCMとかに共感ができない、だからなんなんだっていう笑」
後藤「あはは」
欲求不満「だから映画の部活ものとか全然見に行きたくないんです