後藤「え、本当の自分とかの話になると」
花紅「はい」
後藤「花紅さんって花紅ってのが本名?」
花紅「はい」
後藤「それは、別に人に見られる、例えば友達とか家族とかにばれても全然OK?」
花紅「ああ、むしろ公開したいですね。私は」
後藤「へー」
花紅「変な話で言うと、私のあげたヌードの写真とかでも、ワンチャン変な卑猥な広告とかに使われても私は逆に嬉しい」
後藤「へー」
花紅「まあその分お金頂戴世とかは思うんですけど」
後藤「はいはい、そりゃあね」
花紅「そう笑なんか使いどうのこうのってよりも公開されるってのが快感」
後藤「へー」
花紅「自分が出されるってのがうごい嬉しいですね」
後藤「そうなんですね」
花紅「だからこの写真使っていい?とかいちいち許可とかいらない、もう出してくれって思っちゃう」
後藤「へー」
花紅「だからそう言う話ができる仲のいい友達とかには、逆にヌードやってるって言うし、前の働いている会社とかでも、仲のいい人には自分がヌードやり始めたとか、人事の人とかとも話しますし、逆にこれ言うとウザいやつかもしれないですけど、言いたがりなのかもしれないです。自分ヌードやってますって」
後藤「あはは。言いたがりな部分」
花紅「こう言うのやってますって言いたがりな人間なんですよね」
後藤「へー」
花紅「ウザいんですよね。だから、言っちゃうんですけど、家族だけには言えてないですね」
後藤「へー」
花紅「弟がいて、五つ下の弟がいて、弟には去年の冬ぐらいに言いましたね。でも、お父さんとお母さんにはまだ言えてないですね」
後藤「それはなんでなんですか?」
花紅「なんか、うーん、なんか写真、ポートレート、服きてる写真してたときもあんまり自分が撮影してるって言えなかったんですよ」
後藤「へー」
花紅「なんでかって聞かれると難しいんですけど、簡単に言うと、認められなさそう」
後藤「あー」
花紅「なんかお遊びというか、なんかそれがちゃんとした、想像なんですけど、両親に自分がヌードしてるって言った時に、やってることはそうでなくても、やっぱ人前で裸になる行為があんまり受け入れてもらえられなさそうだなって思って」
後藤「あーその人たちがってこと?」
花紅「そうそうそう、私の両親がそういうの受け入れてくれなさそう。私の想像なんですけど、話したことないからわかんないですけど、そんな感じがするし、なんだろ、ヌードをしてるって言っても、それがちゃんとヌードモデルとして活動しているのか。なんか認められなさそうだなって勝手に思ってます」
後藤「へー」
花紅「だから、今職探ししてるときも、自分の好きなことを仕事にできたらいいなって話とかもするんですけど、じゃあ何がしたいのって聞かれると、なんか泣きそうになるんですよね。なんでかわかんないですけど」
後藤「へー」
花紅「それは多分、言っても認められないんだなって勝手に思っちゃてるだけなんですけど」
後藤「あー」
花紅「そういう気持ちになってどうしても言えないんですよね」
後藤「へー」
花紅「なんか親としての視点で言うと自分の愛娘が人前で裸になってその写真を撮られてるってことを聞いた時にいい気持ちはしないのかなって思って」
後藤「やっぱそうなんすかね。僕はその気持ちが全然わかんないですけどね」
花紅「わかんないですか?」
後藤「あはは。うん。僕が親で、僕がヌードをずっとやってるからかもしれないですけど、ヌード撮られてくるわって言われたら、いいと思うよ、それやりたいならいいと思うよって思ってるけど、それはなんか違うみたいなことはよく聞きますね」
花紅「なんか自分が親だったら、自分の娘がそういう活動してるって言われても別にいいと思うんですけど、ただ自分、私の両親の気持ちになってみたらそういうこと思うんじゃないかと思っちゃうんですけどね」
後藤「それは何が違うんですか?」
花紅「えー!頭硬いから?」
後藤「いや、わかんないわかんない笑」
花紅「なんか、年代的に」
後藤「あ、年代的に」
花紅「そういうの難しいんじゃないかな、受け入れるのに。やっぱ私の両親が結構硬い。頭、古い頭してるから、最近の若い世代の、例えば運動とかに賛成できない部分とかもあるから」
後藤「うん」
花紅「そういうところ見てると、やっぱり自分がヌード活動しているってことも受け入れてもらえないんじゃないかなって思ったり、やっぱりお父さんからすると自分の娘が他人の前で裸になるのはいい気分じゃないのかなって思っちゃうんですよね。だから言えなくて。いつか言わなくちゃなって思っていて、言おうと思ってるのが、いってもいいかなと思ってるのが」
後藤「うん」
花紅「言ってもいいなと思ってる機会は自分の中で安定して、例えば、ヌード活動で安定した収入が得られるくらいの活動履歴が詰めたら胸張って言えるかなと思ってるんですけど、今、去年の5月から始めたばっかだから、今言ってもただの趣味としか思われないと思うし」
後藤「そっか、ヌードモデルでお金を稼ぐようになりたいってことですか?」
花紅「もう本当に一番いいのはそれですけど、でもだからといってガチガチのプロを目指す、頑張るってまででもないんですよね」
後藤「ふーん」
花紅「なんか、なんとなくあわよくばみたいなそれくらいのスタンス。いつかこれで絶対生きていくみたいな、強い意志持ってなくってそこまで頑張るっていうよりも」
後藤「うん」
花紅「自分で楽しめる範囲で楽しんでて、そこで収入が得られるのが一番万々歳のことなんだけど、そのために全部を捧げて頑張るっていうのは、そんなことまでは思ってないですね」
後藤「全然しなくてもいいと思うけど笑 どちらでも」
花紅「そういう形になるくらいになったら両親にも胸張って言えるかなと思ってるんですけど、そう今の状況だと胸張って言えないなって自分の中で思っている」
後藤「僕の親とかどう思ってるんでしょうね、わかんないですけど」
花紅「あ、それって言ってます?親には自分の」
後藤「でも、親は僕が撮った写真とか僕が特集してもらった、えー、カメラ誌があるんですけど、そのカメラ誌のやつとか買ってましたよ」
花紅「えー」
後藤「僕は知らなかったけど」
花紅「それはやっぱり形になってて、形になってるし、認められるから、自分の好きなことを仕事にできてるんだろうなと認められたってことなんじゃないですか?私もそういうの作るまではそういうの認められないと思う」
後藤「へー、どうなんでしょうね。親によるんでしょうね」
花紅「え、初めて言った時はどうでした?自分がヌードモデル、ヌード撮影、写真を撮ってるって」
後藤「大っぴらには言ったことないです。話題にも出したことない。別にカメラマンをしてるとしか言ったことないです」
花紅「ふーん」
後藤「写真家になるって時だけ、なるって決めて、大学いかしてもらったから一応言わなきゃと思って言って、その後はその話題は特に何もない。でも、家に、実家に戻ったらそれがあったとかはありましたね」
花紅「じゃあ特別、その写真家にはなるって言ったけど、ヌードを撮ってますとは言ってないってこと?」
後藤「言ってないです。別にいう必要性がないかなって笑 あはは笑 僕は、別に認められたいとかは思わない、認められるとか認められないとか興味ないんで」
花紅「そこ違いますね。私結構、人の考えてること関係ないもんって思いながらも、やっぱり認められたいんだなって最近思いましたよ」
後藤「あー」
花紅「色々な面で、友達とか交流してても、どっかに認められたいなって気持ちがあるんだなって最近気づきました。だから親?には認められないから言えない、そういうことなのかなと」
後藤「へー」
花紅「ヌードやってることに対して、反対も賛成もないだろうと思いながらもやっぱり自分がやってることにいいねって最終的には言われたいな」
後藤「へー、そうなんだ」