後藤「はい、ちょっと場所を移動してきましたね。公園で喋ってたんですけどね、流石に周りの声が大きすぎて、色々とうまくいかなかったんで、車の中に急遽笑」

花紅「移動しましたね笑」

後藤「移動しました。何者かになりたくてヌード撮影を始めたんですか?」

花紅「うーん。なんだろ。根本的な話しちゃうと、私写真撮られるのがすごく嫌いで、小さい頃から」

後藤「へーそうなんだ」

花紅「で、例えばなんかその、旅行行って記念撮影とか、友達とカフェ来たみたいなインカメでピースみたいな。ああいうのがすごく嫌いで、写真撮られるのがすごく嫌いなんですけど、ポートレートとしてだと自分が主人公になれるし」

後藤「あー」

花紅「後はいくらカッコつけても、カッコつけるってのはあれですけど、自分が主人公な分、内側に秘めているスカすみたいな、わかんないけど、カッコつけるに似てるような感じをしても問題ないじゃないですか。写真を撮られてるのは私だから。中心となってるのは私だからという気分になれるので、写真はポートレートとして撮られるのは好きなんですよね」

後藤「へー」

花紅「だからえーっとなんでしたっけ?何を聞かれましたっけ?」

後藤「えーと」

花紅「で、えーと、なんて聞かれたっけな、あ、何者かになりたいか」

花紅「えーと、逆に本当の自分になりたいからってのはありますね」

後藤「本当の自分?」

花紅「本当の自分というか自分の中に秘めている自分を出す場として、なんか制限ない場だと感じるんですよね。私はそのポートレートとして撮影するときも」

後藤「へー」

花紅「だからいくらカッコつけようがそれが画になるっていうのはあれですけど、それが作品になるから、それがまたカッコよく見えるし、私の中ではそれが好きだなと思う」

後藤「へー」

花紅「別に決めきめのポーズをとるんじゃなくて、うーん、なんかここすごい難しんですけどね。うーん、なんか自分のやりたいように演出したいように振る舞いたいようにできる。それが写真として撮られるってところになんか快感を感じますね」

花紅「ふーん」

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