2021.04.26 独立後、その1
独立して、はや4ヶ月が過ぎました。
アシスタントの時は、アシスタント日記を書いていたので、なんだか久々な気分です。
さて、独立してから今まで何をしてきたかというと
まず、10月は燃え尽き症候群でした。笑
トークイベント「独立宣言！」後、がんばるぞーと思いながら、お礼と独立のお知らせメールだけ送ってなぜか3日ほどずっと寝てしまっていました、、、
体育祭の後のような「やり切った感」満載でした。
まあ、それでもメール送ったから仕事させてもらえるだろうと呑気に構えて、2週間。
仕事がない
ありがたいことなのですが、数人の方から「おめでとう！がんばってね！」と優しいメッセージをいただけただけでした。
今考えるとそりゃそうだというお話なのですが、ちょっとだけ関わったアシスタントから「独立しました！がんばります！PDFのポートフォリオ送るんで、見てください！」なんて言われたところで、よくて資料に目を通してもらえるくらいで、「じゃあ仕事お願いしてみよっかな」みたいに思うはずがない。僕が、編集さんでも絶対思わない。
運良く、ある方から「ポートフォリオ見てくださいってことだったんですね。いいですよ。いつ空いてますか？」と言ってもらえ、はじめての営業ができたのが、最後の1週間。
気合を入れて作ったポートフォリオを担いで、せっせと営業に行かせてもらえました。
ポートフォリオは全部で3冊。
・僕の作品を全体的にさらっと見せる一冊
・「都市,nude」をまとめた一冊
・「聖域,nude」をまとめた一冊
お気に入りの写真群を持って、意気揚々？緊張？どっちともつかない感情で向かいました。
なんせ、初めてなもので右も左もわからず、編集部にどうやって入っていたたらいいのか、到着時間は待ち合わせ時間の何分前が妥当？など電車の中でGoogleとにらめっこ。約束の20分前、あっという間に目的地に到着しました。
こうとなってしまえば行くしかない。覚悟を決めて、いざ営業へ！
編集さんは、アシスタントの頃からお世話になっているお方。
まずは、独立後どんな感じか、軽く世間話。まだ、特に話せることもなく。。。
拙い言葉で写真を説明しながら、 熱心に見ていただけました。(後で気づくけどこれってめっちゃありがたい。)
ポートフォリオも最後になった頃、編集さんは
「服着てる写真ってこれだけ？」
まさに盲点でした。
たしかに、僕は作品でヌードばかり撮っています。
ヌードが楽しいし、これを撮れることが僕の持ち味だ！と思っていました。
しかし、僕が仕事をしたいグラビアはヌードだけではありません。(というかヌードは少数)
かわいい服を着ている女の子、水着、下着などが大多数です。
それなのに、ポートフォリオでは、
「まあこれくらい入れておけばわかるやろ」
と言わんばかりにポートレートは数ページだけ。
これだとわかるはずもありません。
失敗したなぁと思い、帰路につき、意気消沈しながら日々の生活に戻りました。
2日後、メール着信のピーンと音が鳴りました。
「○月○○日空いていないですか？」
続く
