後藤「はじめそう思ったじゃないですか。そこからどうやって最初見つけたんですか?カメラマンを」

mao「それはですね、私の、そう下北沢を歩いていたんです。」

後藤「ほーほーほ」

mao「歩いていた時に、こう、石鹸のいい香りがしてとある雑貨屋さんにふらっと入ったんですよ。で、そこで知り合った店員さんがシンガーソングライターで」

後藤「はい」

mao「その方が歌歌ってるし表現活動を結構活発にされている方だったので、その繋がりからカメラマンさんを紹介してもらって」

後藤「はー」

mao「結構その気が、シンガーソングライターさんと合う気がして「maoさんはこういうのやってみたら?」って一枚のカードを差し出されるかのように」

後藤「あはは」

mao「つながったんですよカメラマンさんと。で、それが女性のカメラマンさんで、えーっと、茨城県の霞ヶ浦までいって、まず私がお支払いして撮ってもらいました」

後藤「ふーん」

mao「はい、そうだった」

後藤「霞ヶ浦までいって初めてがヌード撮影だったんですか?」

mao「実は、その時は着衣でした。何ていうか、ポートレートっていうんでしょうけど、何だろう、私を写すっていうよりも風景の中に存在しているみたいな感じの画が多くて」

後藤「ふーん」

mao「だからなんだろ、私、初回の撮影としてはすごいよかったなと思っていてそれが」

後藤「ふーん」

mao「なんだろ、いきなり自分をクローズアップされるというのは写真に写りたくない人間がいきなりね、ちょっと厳しいとこあるかなと思うんですよ」

後藤「なるほどね、そうですね」

mao「心理的にも。だからこそ野生動物を見るかのような目で遠くからバードウォッチングのような撮影をされたことが、私的にはすごいよかった」

後藤「へー、じゃあしょっぱながよかったから今でも続けているというところもあるんですかね?」

mao「はい、割とそこも。でもまあ運命的な」

後藤「なるほど、まあ巡り合わせですね」

mao「本当にそう思います。それが初回の撮影でしたね」

後藤「そこから、どうやってポートレートじゃないですか?ヌードに移行したんだろ?」

mao「あ、そうですね。その後の活動で私に大きな転機をもたらしたのは、えーっと元々ご自身もモデルされてる方が、写真家に移行というか同時にこうやられてた七菜乃さんというかたが」

後藤「あーはいはいはい」

mao「が、大人数のヌード撮影会を始められたんですよ」

後藤「あーなんかやってましたね」

mao「それを私がTwitterでその投稿を何気なく見かけて、その時の募集の文章っていうんですかね?それが、女体をお持ちの方でしたら誰でもという形だったんですね」

後藤「ほーなるほどね」

mao「で、私はそれを読んだ時にこれは参加したいと思って応募したんですけど。ね、女体を持っている人だったら、世の中の半分」

後藤「そうですね、男女でいうと半分、50%」

mao「そうなんですよ。だからある意味誰でもいいみたいな。マイナスに聞こえるかもしれないけど、私にはすごい響く紹介文章で。私じゃなくていい、じゃあ行こうみたいな。そういう感じだったんですよね」

後藤「ふーん」

mao「それが結構本格的なスタートだったかもしれないです」

後藤「あーなるほど。私じゃなくてもいいというところからヌード撮影に興味を持った、なるほど」

mao「それ大事かな。と思う」

後藤「へーなるほど」

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