後藤「匿名性って顔出してないからすごい匿名性高いじゃないですか? 近い人に、これ、あれ?君じゃないみたいなのないんですか? 例えば仲良い友達とか、家族とか、恋人とか」
Rumi「うんうんうん、言われたことは、向こうから言われたことはなくて、で、本当になんだろう、全部を受け入れてくれそうな知り合いに、なんか言ったことはあって、2パターンいるわけじゃないですか?」
後藤「うん」
Rumi「いや、すごいいいと思う。ようやくなんかそういうの見つけられたんだねって。表現できる場じゃないけど、いいじゃんいいじゃんって言ってくれる人と、なんか人としてありえないって人と。すごい信頼している人に実はこういうことしててって言ったから、それで人としてありえないみたいなこと言われて、結構落ち込んでしゅんとなっちゃたけど」
後藤「うん」
Rumi「まあよくよく考えてみたら、普通に生きててもいろんな人いるし、うん。どんなに好きな人でも受け入れられる部分と受け入れられない部分ってあるわけじゃないですか?」
後藤「はい」
Rumi「だから、なんていうか万人に受け入れられるのはやめようと思って、あくまで今は自分のためにやってるかもしれないですね」
後藤「そうなんですね」
Rumi「うん。なんか、生きている中で、後藤さんには言っちゃうけど、その逃げ場?みたいな感じで、心の逃げ場じゃないけど、会社だったり、職場だったり、学校だったりで、我慢して息できなくなって、なんていうんだろ、心が窮屈になっちゃってる時に呼吸しに行ってるみたいな」
後藤「へー」
Rumi「全部取っ払ってるわけじゃないですか?うん。それで。うん。逃げに行ってるかもしれないな」
後藤「なるほど」
Rumi「わかんない笑 そうっすね笑」
後藤「いやー全然いいと思いますよ。なにがいいとか悪いとかないっすからね。それに関しては」
Rumi「うん」
後藤「なんかすごい不服そうですけど笑」
Rumi「あはは、いやーそんなことはないですけど、なんかことば、いつも自分のモヤモヤを感情とかを言葉にするのがとても苦手で、好きな方の展示とか行っても、「はあ!めっちゃ好き!」ってなるんですけど、でもそれを言葉とか形にできなくて、だからいつも好き避けして喋らないってのも多いし、今もこうやって喋ってるけど、全部が全部、感情をそのまま言葉に変換できてるかっていうと、違うから、あの時ああ言ったじゃんみたいなの怖いなあって思うな」
後藤「そうっすねー」
後藤「ヌード撮っていて、一番楽しい時ってどんな時ですか?」
Rumi「いやー」
後藤「一番じゃなくていい、特別な一番じゃなくていいから、なんだろ、どんな時が好きカナって感じ」
Rumi「あーヌードを撮られてる時?」
後藤「そうそうそう」
Rumi「うーん、色々好きで、なんかカメラのパシャパシャって音が服纏ってないから全身で浴びてるわけですよ。その音とかも好きだし、あと日差しがいい時とか、なんか光に当たって、なんだろ、光を探してそれに当たってみたいな、光を探す行為も好きだし、実際当たるのも好きだし、あとは趣味とかが合う方は、なんか撮影中に音楽を流してくれたり、趣味の話」
後藤「うん」
Rumi「「写真集これいいよね」「分かります」みたいなとか。なんか写真の話とか音楽の話とか、それに通ずるじゃないけど小説とか、趣味の話とか、普通にそういう雑談もすごい好きで、その音とか光とか話とか、写真見返した時に思い出すのもすごい好き」
後藤「なるほど、そうなんだ」
Rumi「だからそう、いろんな人に撮ってもらってるのは思い出すことも違うし、お話しすることも撮り方も全然違うからそれぞれあるからそれぞれ面白いなって思ってるのはあるかも。わかんないけど」
後藤「へーなるほどね、そうなんですね」
Rumi「楽しい」
後藤「確かに、僕もいろんな人撮ってますけど、思い出はそれぞれありますからね」
Rumi「そうですよね」
後藤「まあ僕の場合は一分とかの世界ですけど笑」
Rumi「あはは、どー笑」
後藤「あはは」
Rumi「はい」
後藤「でもやっぱりありますよ。ああこの人こうだったなって。一回撮った人って絶対忘れないですからね」
Rumi「きっとそうですよね」
後藤「うん。今でもあの人なにしてるのかなって思ったりすることもあります」
Rumi「へー」
後藤「たまにふと名前を聞いたりすると、あー撮ったなあとか」
Rumi「楽しいですよね」
後藤「楽しいっす。いろんな人に会えるんでね」
Rumi「うんうん。ほんとほんと」
後藤「まあでも慣れてきちゃって、もうちょっと深掘りしていきたいって気持ちもちょっとありますけどね」
Rumi「あー深掘り。ふんふんふんふん」
後藤「ですね。まあこんな感じで」
Rumi「はい」
後藤「ありがとうございました」
Rumi「ありがとうございました」