後藤「ちょっとこれからヌードモデルをやりたいっていうかたもいるとは思うんですけど。その人たちが聞きたいなって思うだろうなってことを僕がするんですけど」
mao「はい」
後藤「あはは」
mao「どんどんいきましょう。いらっしゃるんですもんね。そういう方達。そうですよね。うわー」
後藤「何を聞きましょうね。そうだな。よく僕が撮影する時に聞いてるんですけど、危ない目にあったりしないんですか？」
mao「うーん、私はないです」
後藤「へーそうなんだ」
mao「ちなみに、危ない目ってのは人災的なことなのか災害できなものか？」
後藤「まあ人災ですね。災害的なのはわかんないですね笑」
mao「そりゃ運とかもあるし笑」
mao「人災的な部分で言ったら、まず私ほとんど普段ヌードで撮られてる人間なんですけどまずかなり選びます。まず人をよく見ることと会話すること。その人が何を撮りたいのか目的をある意味理解して。それを悪意というか、ほとんどみんな悪意は持ってないんですよね。基本的に。だからそこで人間が本来持っている欲求的なものをご自身が理解している。理解しているというのかな」
後藤「はい」
mao「なんだろ、自覚している人じゃないと難しくて、自分が何をしたいのか自覚している人だったら撮りたいものをとるだけなんですけど。ただまあ…失礼なこと言っちゃう」
後藤「全然いいですよ。ここ切るかきらないか微妙なとこなんで」
mao「ですよね笑」
後藤「はい、なんでも。好きに喋っちゃっていいですよ。言葉選ばなくても全然笑」
mao「なるべく純度100%でいいますと、例えばカメラ始めたばかりですとか、まだ明確じゃない地点にいる場合って。うーん。撮りたいものが決まって…ここはだいぶカットしてもらって笑」
後藤「あはは笑」
mao「なんだろなすごくご自身に意思がないと人間ってすごい流されてしまうから、目の前に女体がいて、もう片方が男性だったら当然のように、こう流れって大体できるもんなんですよね」
後藤「まあねー」
mao「例えばそれって誘惑ってもの？っていうのが結構あると思うんですよ。人間だから」
後藤「はい、しょうがないですよね」
mao「そういうシステム持って生まれてきてるので、それは悪じゃなくて仕方ないけど、それをどうやって作品にしていくかだから。なんか、こう、私って今何を聞かれてたっけ？笑」
後藤「え？笑」
mao「人災…」
後藤「危ない目にあっているかどうか」
mao「そう、人をよく見ないといけないと思っていて、カメラマンさんとのコミュニケーションはすごく大事にしていますね」
後藤「ふーん」
mao「だから私は、危ない目にはあってないんですけど、だからそういう被害にあったって話はよく聞くので油断はならないし、やっぱり誰かれ構わず移ろうってのはなるべく避けて。とにかくよく考えます。欲望のままにってのはないですね」
後藤「へー。それはどうやって。その最初はカメラマンと、今回はSNSで募集、DMさせてもらいましたけど、どうやってこの人大丈夫かなってDMとかで」
mao「判断をしたか？後藤さんの場合だったら結構DMでこういうテーマを撮ろうと思ってますって結構丁寧に書いてもらってたので、わかりやすく判断材料としてわかりやすかったんですけど、そうでない場合はその方のインスタグラムですとかツイッターですとかホームページを見て、どういう作品をどれくらいの期間撮ってきているのか。一貫しているものがあるかな？とか。そういうところがまず第一ですよね。」
後藤「へーなるほどね」
mao「言葉で何かを言っていてもそれはいくらでも後から変えられたりするので、その人が撮ってきた景色を見るのが一番だしそれだけを信じるのはやっぱりリスキーなので、いろんな角度から見ないといけないなと思います。写真が素晴らしくても実際どうかはわからないので」
後藤「まあ、そうですね。いろんな話は聞きますよね。うーん、大御所の方でもね笑」
mao「あるみたいですよね。でも人間ってほんとそういうバグ笑」
後藤「あはは笑 でもそれはいいか悪いかの問題じゃないですけどね」
mao「でも、みんな被害にあいたくはないだろうから。えっとそうだな、次に大事なのは有名なモデルさんを撮ってる方だからという風に自分から依頼するのは危険かなって」
後藤「へー」
mao「判断材料にはなるんですけど、そのカメラマンとちゃんと一対一で話をしないと。じゃないと、なんか合う合わないという部分もあるから。有名な人だから自分も撮られたいってのは自然だけどなるべくそれは避けたほうがいいって私はすごい思うんですよね」
後藤「ふーん」
mao「なんか撮影をしてSNSでアップされると、みんなやってることだけどその経過を含めると奇跡に近いなって私思うんですよ」
後藤「はいはいはい、奇跡」
mao「実際に会って、今まで違う人生を歩んできた人間がいきなりバッティングして一つの作品を作り上げるって、結構な奇跡の連続なんですよ」
後藤「確かにね、言われて見れば」
mao「何気ないことなんですけどね」
後藤「うーん。へー」
mao「だから誰かに撮られてるからじゃなくて、自分とその撮られる人、撮ってくれる人」
後藤「うん」
mao「一対一の会話。自分の見る目を大事にして欲しいです」
後藤「なるほどなるほど。ありがとうございます」
mao「私も気をつけますね笑」
後藤「あはは笑」
mao「気をつけますってなんか被害者的な意識があっていやですね。もうちょっと強く自分の考えを」
後藤「そうですね。まあ断ればいいですからね。迫られても」
mao「それ大事ですよね。なんか被害者としてそこに自分を置くんじゃなくて、うーん、そうだなちゃんと意思表示をすること大事ですよね」
後藤「ねー」
mao「後から嫌だったって気づくことは女の子は多いと思うけど、なるべく正直に自分の感覚を…なるべく表せるといいかなって思う」
後藤「なるほどなるほど。そうなんだ」
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